グランクリュ　シュイィ＆クラマン

作付面積：522.5 ヘクタール

栽培比率：シャルドネ98.7%、ピノ・ノワール0.9%、ムニエ0.4%

（以上、2013年CIVCデータより）

グランクリュ昇格：1985年（シャルドネのみ）

ブドウ畑の位置：シュイィのブドウ畑は、コミューンの西側と南側にあります。

西側の畑はエペルネから連なっており、モン・ベルン山の東側に位置しています。

また、南側の畑はオワリー、クラマン、およびキュイから連なっており、サラン丘の斜面上にあります。

特徴：シュイィは、アヴィーズ、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェといったグラン・クリュと比べ、斜面や方向が一定でないため、「シュイィのスタイル」としては表現しづらいと言われています。

ただし、白い花、白桃、洋梨のような柔らかい果実の風味や、バターの香やトロピカルフルーツなどの特徴を持ち、南部にみられるミネラルのキャラクターが弱いため、「リッチ」なスタイルであるとは言われています。また、全方位から風が吹くため、清涼感があります。

シュイィの主なシングルヴィンヤード：

Les Aventures

Mont Aigu*

Les Partelaines

Les Prêtrosses

その他のシングルヴィンヤード：

Ronds Buissons, Le Vallon

*ダミアン・ウーゴはMont Aigu（モンテギュ）に畑を所有しています。

作付面積：350.9ヘクタール

栽培比率：シャルドネ99.9%、ムニエ0.1%（以上、2013年CIVCデータより）

グランクリュ昇格：

ブドウ畑の位置：クラマンのブドウ畑は村の周辺に点在しており、北東向きの斜面がほとんどです。 

サランの丘の真南に位置するコミューンの北側には、南西または南東向き斜面の畑があります。

オワリー南の郊外にある東側のコミューンは、ブドウ畑が平地にあります。

特徴：クラマンは、黄桃的果実味があり、他のコート・デ・ブラン地区のものより「クリーミー」であると言われています。アヴィーズ（東向き斜面の割合が高い）ほどハードではなく、キュイィ（北向きの斜面の割合が高い）より凝縮し、シュイィよりミネラリティがあります。

畑の傾斜や方向に変化があるのが特徴的な村の為、「標準的なスタイル」から逸脱した畑も存在します。また、クラマン・スタイル＝パワフル、アヴィーズ・スタイル＝フィネスと表現する場合もあります。

クラマンの主なシングルヴィンヤード：

Bourons Leroy

Bourons du Midi

Bourron du Levant

Briquettes*

Chemin de Châlons

その他のシングルヴィンヤード：

Les Bourons, Buissons, Les Buzons, Clos du Mardu, La Croix, Fond du Bateau, Les Fourches du Midi, Les Gouttes d’Or, Gros Monts, Hautes Bauves, Les Moyens du Couchant.

*ダミアン・ウーゴはBriquettes（ブリケット）に畑を所有しています。

ダミアン・ウーゴのすべてのキュヴェはデゴルジュマンの日を4桁でコルクに記載しています。

コルクに「1643」と記載

16 - 2016年

43 - 1月1日の週を1週目とし43週目

このコルクのデゴルジュマン日は

2016年10月最終週となります。

様々な王冠（キャプシュール）を使っています。ダミアン曰く、これまで何種類作ったのかわからないとのこと。

一番人気は国旗シリーズ。作った当時、輸出量が多かった上位6番目までの国のものを作りました。イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、ベルギー、そして日本です。

キャップシールを剥がすまでわからないダミアンの王冠シリーズ、コレクターはすでにたくさんの種類を集めています。

2018年以降に輸入されたキュヴェより、バックラベルにはデゴルジュマン日、ドサージュ量が記載されております。